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「篠峯」醸造元 千代酒造 堺哲也氏を迎えて 懇親会編

改めて、今回のプログラムを掲載して、
料理のメニューには幾つか写真を添えておきます。

懇親会の風景です。

前半の「イントロダクションに代えて」は私が話をしました。
今回はメインのお話は堺さん、料理の用意は金生さんのスタッフの
中山さんがあたることになっていて、少し余裕をかましてしまい、
私の話の内容はやや支離滅裂気味ですので、機会をみてアップします。
堺さんのお話は既に前回、前々回でアップ済みです。
今回の料理は予算2000円という無理なお願いだったのですが、
とても満足のいく物です。
お酒粕を色々と上手に使っていて、突き出しには豆腐の酒粕漬け
なんてのもありました。
また、料理には全て千代酒造の井戸水を利用しています。

「和酒礼讃」秋期イベント
「篠峯」醸造元 千代酒造 堺哲也氏を迎えて
平成19年9月17日 酒仙房 金生

第一部 セミナー 四貫島 祥月

第一講 日本酒について イントロダクションに代えて

第二講 篠峯と櫛羅の試み
 自己紹介
 蔵の歴史
 蔵の背景
 名前の由来
 造りのコンセプト
 ワインと日本酒

第二部 懇親会 酒仙房 金生

本日のお品書き

 付だ出し 時季の物

 向付   ごま豆腐

 煮物椀  海老真丈 あしらい一式

 焼物   鶏酒粕焼

 蒸物   茶碗蒸し

 強肴   酢の物

 おしのぎ そうめん

 香の物  自家製奈良漬け

 デザート 酒粕プリン 

本日のお酒

 篠峯 純米もろみ
 篠峯 純米酒山田錦秋晴れ
 篠峯 純米大吟醸火入れ愛山
 櫛羅 純米吟醸生酒山田錦2006
 篠峯 生もと純米原酒山田錦
 篠峯 生もと純米酒熟成弐年山田錦
 グレイスワイン 甲州

「もろみ」は活性のにごり酒なのですが、各テーブルに置いていた300mlと、
堺さんが紹介用に手に持っていた720mlでは、ガス圧にかなり差がありそうです。
昨年末の商材ですから、その間の貯蔵具合も影響しているかもしれませんが、
このお酒は、やはり多人数で大きな容量のものを開ける方がよさそうです。

「秋晴れ」はこの蔵のもので私が一番好きなお酒です。
このお酒は低温(5℃くらい)でもう一、二年囲うと抜群ですよ。
二月頃に出る生のものと飲み比べるのも面白いです。

「愛山」は春に出た生のものを、瓶火入れして貯蔵しこの秋に出荷です。
生の柔らかい口当たりもいいのですが、火入れした今回の物の方が、
酸の筋が通って、いい感じだと思います。
このままで3年くらい置いて、酸がほどけたくらいが飲み頃でしょうか。
貯蔵は氷温が良いと思います。

「櫛羅」は少し生老ね香が出ていましたね。燗をあてるとやや持て余しました。
こちらは飲み頃に関しては、私のなかでもまだ未知数です。
お酒自体の力強いポテンシャルは感じるのですが、
生原あたりでバシッと飲むのか、加水火入れして香味を落ち着かした方がいいのか、
今後の検討材料でもあります。

「生もと原酒」は17BYの物を、「生もと二年熟成」は16BYの物です。
この二つはお燗用として用意したのですが、やはり間違いはありませんでした。
特に熟成させたものは、低温だと少し苦みを感じるのですが、
温めることでボディが出て来て、バランスがとれます。
原酒の方も、加水しないでもいいくらいに柔らかくはなっています。
うきうきする様なこの酸味、やはり時代の旬は生もとのお酒ですよね。

ちなみに和らぎ水には、やはり千代酒造さんの仕込み水を用意しました。

最後のグレイスワインは、前出の通り堺さんが勤めていたワイナリーです。
綺麗な、凛とした酸味があり、
温度があがってもストラクチャーがしっかりと保たれています。
和食との相性も悪くありません。
特に酒粕を使ったものとが以外にも好感がもてました。

オマケですが必死に燗をつけている私の写真です。

色々と反省点はあるのですが、非常に満足のいくお酒の会ができたと思います。
直ぐにでも次回の企画をしたいぐらいですね。
協力していただいた堺さん、金生さんのスタッフの皆さんには大感謝です。
そして、遠い所を来ていただいたdelphyさん、
あこうぱんのお土産まで頂きまして、パン太郎さんにも大感謝です。
心残りは、早々に定員になってしまい、
ふーちゃさんをお誘い出来なかったことでしょうか。


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つーたん

魔女様、足跡を有り難うございます。
by つーたん (2007-10-16 20:45) 

delphy

甦りましたよ、記憶も味わいも。
お世話になりました。
by delphy (2007-10-18 18:18) 

つーたん

delphy様、お疲れさまでした。
少しづつですが進化する自分でいたいです。
今後とも見守っていてくださいね。
by つーたん (2007-10-19 13:29) 

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